具体的には、あらかじめ売れるであろうと思われる写真素材をストックしておいて販売したりレンタルしたりして稼ぐということですね!
いちおうインターネット上で取引されるものについてはイラストや動画を含めてマイクロストックフォトと呼ぶのが正しいらしいのですが、じっさいのところはストックフォトで通用すると思います。
私もストックフォトを始めてそろそろ2年ちかくになりますが、ネット上では、あいかわらず月収100万以上とか年収数億円!!なんて景気のいい話題や、やっぱり人物じゃないと売れない!とか審査が厳しくて!とかいろいろな情報がやたらと飛び交っていますよね!^^;
そして売れる写真を撮るためのいろいろなノウハウを書いたサイトなども数多く見受けられますが、専門的過ぎたりして、それを読んでみてもいまひとつ実感がわかないのではないでしょうか?
そんなストックフォトについて、今回は2年前までまったくの初心者だった私の経験などから現実的なところを「ストックフォトは稼げる?収入や各社の比較・おすすめ販売会社も!」と題してお送りしたいと思います。
ストックフォトでの収入を志す皆さんのお役に少しでも立てればと思います。
それでは始めていきましょう!
ストックフォトは稼げる?
私がストックフォトを始めたきっかけというのがマネー関係の雑誌でPIXTAの写真家さんの記事を見たことがきっかけでした。脱サラして年収1000万円位の方ですね!
その方は人物写真が専門の方ですが、それを見て「へえ~写真で食べていけるのかぁ?」というような軽いノリではじめて一眼レフを買ったのでした。
じっさいのところ、ストックフォトをはじめて約1年8ヶ月ですが、これまで稼いだ金額の合計はだいたい6万円くらいです。
この金額について「思ったより稼げるじゃん!」と考えるか「やっぱりたいして稼げないな」と考えるかは人それぞれだと思います。
私がはじめて申し込んだ写真販売会社はPIXTAです。
PIXTAではアップロード枠(販売を申請してもいい枚数の上限)というものがきまっていて、初めのうちは10枚/月までしか申請できないことになっています。
そして販売を申請しても色々な理由で「販売NG」(販売を断られるもの)も出るので、実際に販売される写真の数はさらに少なくなります。なのではじめのうちはほとんど売れませんでした。
そのようなこともあって、私の場合は、最初の1000円の利益をだすまでに約半年くらいかかってしまいました。
しかし、ストックフォトで稼げるかと聞かれれば、継続さえすればある程度は稼げるようになると思いますし、収入は徐々に増えて行くと感じます。
PIXTAでは、何度か申請しているうちにだんだん販売NGが出なくなってくるとアップロード枠が増えてくる仕組みとなっています。
ちなみに現在の私のアップロード枠は600枚/月です。本来はうれしいことなのですが正直撮影が間に合っていません^^;
ストックフォトの仕組みというのは、単純にいうと販売会社に写真を預けて陳列してもらって、売れたら売上の一部を報酬として受け取って稼ぐというものです。
預ける写真はデータなので基本的にパソコンやインターネット上の保管スペースにおいておけば建物や倉庫はいりません。
そして昔と違ってフイルム代や現像代も一切不要で、売れても売れても在庫はまったく減らずに逆に新しく撮影した著作権付きの写真(資産)が増えていく一方なのです。
そして一枚の写真を複数の販売会社に預けて全世界に向けて売ることもふつうにできます。
こう考えるとわりのいい商売だとおもえませんか?
ストックフォトの収入の考え方について
つぎにストックフォトの収入の考え方(儲ける仕組みのようなこと)について書いてみようと思います。
ストックフォトは基本的に販売にだしている枚数が大切と言われています。要するに「数は力」ということですね
ある程度ジャンルや品質にもよりけりですが、大きな目安としてはだいたい2万枚販売していれば利益(収入)は10万円/月位?とか言われています。
私もじっさいにやってみて気づいたのでですが、品質はあまり関係ないような気がします。
たとえば私が以前PIXTAから購入した素材は、会社のHP用の電球交換の写真でしたが電球交換の写真には芸術性は必要ないので^^;・・・
私が現在PIXTAで販売に出している枚数は約2000枚です。そして先月と先々月で約10000円の売り上げがありました。つまり2000枚で5000円/月の収入でした。
ネット上のお店の陳列棚に2000個の小さな商品を並べておくと、月に5000円の売り上げがあったということです。
販売する登録枚数は常に増えて行くので、仮にこれからも毎月500枚ずつ増して行くと1年後には6000枚増えている計算になります。
そして売上の比率は2000枚あたり5000円/月でかわらないとすれば、1年後には枚数が6000枚になっていて15000円/月に増加しているということになります。
(現在の2000枚を足すと2万円/月ということです)
ということで、とりあえず1年間だと1万5千円×12ヶ月で年間18万円のベースアップで増えつづけるということですね!
そして、さらに販売枚数が増えるにつれて売上に対する報酬率(ランク)があがっていきます。
はじめのうちは売り上げの20%が出品者の報酬ですが、たくさん売れるようになると40%(専属になると58%)まであがっていきます。
ランクが高い人というのはたいてい出品枚数も5万枚とか10万枚とかになっています。
これを単純に3つの販売会社でまわして行くと収入はどうなっていくでしょうか?
それなりに稼げるような気がしてきませんか?
ただし、カメラ代やレタッチのためのソフト代、風景を撮る人はガソリン代、人物を撮る人はモデル代などがかかります。
カメラについては、最近はスマホの性能が上がってきていることもあって、「スマホでOK」という会社も増えてきているくらいなので、特にはじめのうちは安価な器材でいいと思います。(ちなみにPIXTAも最近スマホがOKになりました!)
ガソリン代については、もちろんハイブリット車のほうが断然お得ですし、モデル代については自分の子供や家族だと無料ですね。そのあたりの計算は一律にはできないので各人ごとやってみてください!
photoACにて「春」などの季節の素材集
→https://t.co/nFyjzppCq2 #photoAC #photographer #写真素材 #無料素材 #ストックフォト #春 #芝生 #ソフトクリーム #暖かい pic.twitter.com/GipO6EVv1J— 野村 大 (@hitomaru2015) 2018年3月3日
販売各社の比較(違いは?)
私は現在、PIXTA(ピクスタ)、AdobeStock(アドビストック)、PhotoLibrary(フォトライブラリー)という3つの販売会社で写真を販売していますが、各社を比較するといろいろな違いがあります。
それぞれの会社の特徴や感想などをざっとご紹介してみようと思います。
上高地で朝を迎えると贅沢な気分になれます。山から昇るお日様が自然を照らして綺麗です。#PIXTA #自然風景 #ストックフォト #上高地 #梓川 https://t.co/Uzfar5zRBG
— AKIYA (@miffnif) 2018年3月5日
・PIXTA(ピクスタ)
PIXTA_HP
国内最大手のストックフォトサイトで約25万人のクリエイター(写真を売る人)と3100万の素材が登録されています。
以前「ガッチリマンデー」というテレビ番組で放映されて一躍有名になったそうです。
加藤浩次さんが司会のあの番組ですね!
この会社の特徴としては、クリエーターの育成にも力をいれています。頻繁に各種のセミナーも行っていて私もなんどかお世話になったことがあります。
写真の審査については、私の感覚では一番緩やかですが、初めのうちはアップロードできる枠が10枚しかないので初心者の場合は売れるようになるまでにけっこう時間がかかると思います。
また、販売された写真の源泉徴収にも対応してくれます。
・AdobeStock(アドビストック)
AdobeStock_HP
最近、Fotolia(フォトリア)という世界最大手企業のひとつをAdobが買収しました。
ここはご紹介する3社の中では一番審査が厳しいというか良く見てくれます。
私の場合はNG率50%くらい(もっとあるかも?)です^^;
同じような構図の写真をそのまま申請すると審査の時に一番売れそうな構図以外を「類似の作品が提出済」としてNGでハネてくれるのであえてあまり選別せずに申請したりするが原因だったりしますが^^;
売上もわりと良くて、5ヶ月前から始めて現在600枚の販売登録数でいつのまにか6000円近くの売上となっています。
そしてPIXTAとちがってアップロードの上限はないので一度に何枚でも申請できます。
外国企業のため登録するためにパスポートが必要だったり、アメリカの税金の免除の申請が必要だったりした記憶があります。
・PhotoLibrary(フォトライブラリー)
PhotoLibrary_HP
こちらの特徴は、自分で価格を設定できることです。
また、売上が3000円を超えると自動的に登録している口座に振り込まれるので手間がかからず便利です。
おすすめの販売会社は?
私が登録している各社をざっと比較すると上記のとおりですが、私がその中からおすすめ販売会社を選ぶとすれば
私が始めたころのようにまったくの初心者の方であれば、やはりPIXTA(ピクスタ)が一番のおすすめ販売会社です。
PIXTAにはPIXTA Channelというクリエーター向けのお役立ち情報のページなどもありますので、申請可能な枚数が少ないうちにレタッチなどを含めた勉強を少しずつされるためにも、とりあえず登録されるのがいいと思います。
その次におすすめなのは比較的よく売れるAdobeStock(アドビストック)です。NG率も高いですが、PIXTAと同時に申し込まれてもいいのではないでしょうか?
まとめ
さて、ここまで「ストックフォトは稼げる?収入や各社の比較・おすすめ販売会社も!」と題してお送りしてきましたがいかがでしたでしょうか?
多少でもみなさんの疑問解消のお役に立てたなら嬉しいです(^^)
私の場合は、ほとんど風景写真なのですが、旅好きの私にとって各地の絶景を見に行くのは楽しみのひとつとなっています。
これからもライフワークとして続けていって5年後、10年後にしっかりした収入になっているといいなぁと思います。
それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!